最近カナダ・バンクーバーに「The Soap Dispensary」お店がオープンした。
「Dispensary」とは直訳すれば「薬局」の事で、石けん薬局というネーミング。
このお店は詰め替え専門のお店で、自宅にあるカラ容器を持参すれば、石けんや洗剤などの日用消耗品を詰めてくれるという画期的なお店。
容器自体は何度も使いまわしが出来るので、自宅の容器ゴミを減らす事が出来、家計にも環境にも優しいと評判のお店です。
EPA(アメリカ合衆国環境保護庁)によると、昨年廃棄されたプラスチック製品は、米国だけでも約3100万トンにも上るといわれていて、その内リサイクルを目的として回収されたのはわずか8%しかなかったという。
詰め替えサービスが一般家庭に浸透すれば、廃棄物の削減と回収率の向上に好影響を与える事が予想される。
詰め替えサービスが人気となっているのは生活雑貨だけではなく、欧米ではここ最近、ワインやビールの詰め替えサービスも増えつつあり、その多くは、専用ボトル入りの商品を最初に購入すると、2回目以降は、2~3割安い値段で専用ボトルに詰め替えてもらえるというサービス。
最近のスーパーでは、そのスーパーの会員になると、容器さえ持ち込めば水がタダみたいなサービスもあるので、こういう詰め替えサービスが今後も増えていくのかなーって思う。中には、自分で詰め替える為の「セルフ詰め替え機」が置かれているスーパーもあり、ヨーロッパでは「ペットボトル入りのワイン」も増えているという。
容器代の事や環境問題の事を考えると、今後はもっと詰め替えサービスが増えてくるんじゃないかなーって思う。
やはり空の容器を毎回捨てるのももったいない気もするんで、そういう意味では詰め替えサービスは今後もっともっと増えてほしいと思う。